湾岸4区(港・中央・江東・品川)成約坪単価の3年推移 — 代表タワー4棟で見る動き
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TOWERSが現時点で成約坪単価を追えているのは、港区・中央区・江東区・品川区の湾岸4区だけです(他の75エリアは国交省データによる補完)。この4区について、それぞれ成約サンプルの取れているタワー1棟を選び、2023年初から2026年4-6月期までの坪単価推移を四半期ベースで見てみました。
比較の終点は2026年4-6月期に揃えています。直近の2026年7-9月期は集計途中で件数が1〜3件しかなく、比較の終点には向かないためです。
4棟の推移(2023年 → 2026年4-6月期)
| 区 | 代表タワー | 起点の坪単価(万円) | 2026年4-6月期(万円) | 変化率 |
|---|---|---|---|---|
| 港区 | ザ・タワーズ台場 | 473.0(2023年1-3月期、9件) | 580.9(9件) | +22.8% |
| 中央区 | パークタワー勝どき | 720.8(2023年4-6月期、3件) | 1,053.5(10件) | +46.1% |
| 江東区 | シティタワーズ豊洲 ザ・ツイン | 387.6(2023年1-3月期、10件) | 602.3(20件) | +55.4% |
| 品川区 | プライムパークス品川シーサイドザ・タワー | 414.6(2023年1-3月期、12件) | 648.2(6件) | +56.3% |
4棟とも3年強で坪単価は上昇しており、変化率は+22.8%〜+56.3%の範囲でした。最も上昇幅が大きかったのは品川区のプライムパークス品川シーサイドザ・タワーで、次いで江東区のシティタワーズ豊洲 ザ・ツインです。
棟ごとの動き方の違い
港区のザ・タワーズ台場は、四半期ごとの成約件数が3〜12件と4棟の中では薄く、その分だけ四半期ごとの振れ幅も大きく出ています。2025年10-12月期に747.7万円(3件)まで上がったあと、2026年1-3月期669.2万円(6件)、2026年4-6月期580.9万円(9件)と下げており、上昇トレンドの中に大きな上下動が混ざっています。どの四半期を終点に取るかで変化率が20ポイント以上変わるため、この棟の数字は特に幅を持って読む必要があります。
中央区のパークタワー勝どきは、四半期あたりの件数が3〜36件と4棟の中では最も多く、2023年4-6月期の720.8万円から2026年4-6月期の1,053.5万円まで、四半期ごとの上下動が比較的小さいカーブを描いています。
江東区のシティタワーズ豊洲 ザ・ツインは2018年からの長い系列があり、2023年以降の上昇が明確に見て取れる一方、2026年に入ってからは1-3月期670.7万円 → 4-6月期602.3万円と反落しています。
なお、上昇の背景(再開発の進捗、金利、供給状況など)については、TOWERSのデータからは特定できません。ここで示しているのは価格系列の動きそのものだけです。
このデータの限界
- 各区1棟の推移であり、区全体の相場を代表するものではありません。 同じ区内でも棟によって坪単価の水準・変動幅は異なります。
- 四半期ごとの件数は棟・時期によって1〜36件までばらつきがあり、件数が少ない四半期の数字は変動しやすい点にご注意ください。
- 件数は登録ベースの集計で、同一の取引が重複して数えられている可能性があります。件数は「多いか少ないか」の目安としてご覧ください。
- 比較対象の起点は棟によって異なります(パークタワー勝どきのみ2023年4-6月期)。これは各棟の成約データが揃っている四半期の都合によるものです。
- ここで扱っているのはすべてTOWERSの成約データ(タワーマンション限定)です。国土交通省の実取引データとは対象範囲・匿名化の粒度が異なるため、混同しないようご注意ください。
まとめ
- 港区・中央区・江東区・品川区の代表タワー4棟の坪単価は、2023年から2026年4-6月期にかけて+22.8%〜+56.3%
- 上昇率が最も大きいのは品川区(+56.3%)、次いで江東区(+55.4%)
- 中央区のパークタワー勝どきは四半期あたりの件数が最も多く、上下動の小さいカーブ
- 港区のザ・タワーズ台場は件数が薄く、終点の取り方で変化率が大きく変わる
- 棟単位のデータのため、区全体の相場動向として一般化はできない点に注意
TOWERSでは、各棟の四半期別・成約坪単価の推移を無料で公開しています。