築年数別の成約坪単価カーブ — 築5年未満1,007万円、築20年以上525万円
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TOWERSが成約坪単価を追えている港区・中央区・江東区・品川区の湾岸4区について、建築年別に坪単価を比較しました。対象は建築年と直近の成約坪単価がともに確認できる66棟です。結論から言うと、築5年未満の中央値は1,007.5万円、築20年以上は524.8万円で、その差は約1.9倍でした。
築年数バンド別の坪単価
| 築年数バンド | 棟数 | 坪単価中央値(万円) | 直近12か月成約件数(合計) |
|---|---|---|---|
| 築5年未満(2022〜2026年築) | 10棟 | 1,007.5 | 263件 |
| 築5〜10年(2017〜2021年築) | 16棟 | 805.5 | 412件 |
| 築10〜20年(2007〜2016年築) | 30棟 | 627.4 | 719件 |
| 築20年以上(2006年以前築) | 10棟 | 524.8 | 102件 |
4バンドとも段階的に下がっており、隣り合うバンド間の下落率は-16.4%〜-22.1%とおおむね均等です。特定の築年数を境に急落するのではなく、緩やかに下がり続けるカーブになっています。
個別の棟で見ると
築浅の代表例では、港区の「WORLD TOWER RESIDENCE」(2024年築)が坪1,447.79万円・直近12か月39件、「Brillia Tower 浜離宮」(2023年築)が坪999.13万円・10件、「プラウドタワー芝浦」(2023年築)が坪805.15万円・17件でした。
一方、築20年超では中央区の「コスモ東京ベイタワー」(2000年築)が坪480.98万円、「アイ・マークタワー」(2003年築)が坪674.28万円と、同じ築年数帯でも200万円近い差があります。アイ・マークタワーの数字は成約件数が5件と少なく、立地(中央区)の影響も考えられるため、築年数だけで単純に説明できるものではありません。
成約件数で見ると築10〜20年帯が中心
坪単価とは別に、直近12か月の成約件数を見ると築10〜20年帯が719件と突出しています。築5〜10年帯が412件で続き、築5年未満は263件、築20年以上は102件です。坪単価が最も高い築浅帯よりも、価格がこなれた築10〜20年帯の方が取引の中心になっていることがうかがえ、坪単価ランキングだけでは見えない「市場の厚み」の違いが表れています。
エリア構成に注意
この66棟の内訳は江東区27棟・中央区20棟・港区13棟・品川区6棟です。江東区は湾岸再開発で近年タワーの竣工が集中しているため、築浅・築古どちらのサンプルにも比較的多く含まれます。一方、坪単価が最も高い港区はサンプルが13棟と少なく、築年数バンドごとの内訳は区によって偏りがあります。つまりこのカーブは築年数だけの効果ではなく、区ごとの相場水準の違いも一部反映していると考えられます。
このデータの限界
- 対象は湾岸4区のうち建築年と成約坪単価の両方が確認できた66棟に限られ、首都圏全体の傾向を示すものではありません。
- 各バンドの棟数は10〜30棟とサンプルが限られ、特に築5年未満・築20年以上は10棟ずつです。
- 区ごとの棟数構成が均等でないため、築年数の効果とエリアの効果が混在しています。次回集計で構成が変わると数字も動く可能性があります。
まとめ
- 湾岸4区66棟の坪単価中央値は、築5年未満1,007.5万円→築20年以上524.8万円で約1.9倍の差
- 隣接バンド間の下落率は-16.4%〜-22.1%で、急落するポイントは見られない
- 江東区が66棟中27棟を占め、築浅・築古の両方に厚みがある
- 区ごとのサンプル構成が異なるため、築年数単体の効果として一般化はできない点に注意
TOWERSでは各棟の築年数・坪単価データを含む首都圏の相場情報を無料で公開しています。