TOWERS でエリア相場を無料で見る手順 — 79エリア・846棟のデータの読み方
タワーマンションの相場を調べようとすると、不動産会社に問い合わせるか、ポータルサイトの掲載価格を見るしかない、と思われがちです。TOWERS では、アカウント登録なしで首都圏79エリア・タワーマンション846棟(マンション全体では898棟)の坪単価データを無料で公開しています。この記事では、その見方を手順で説明します。
手順1:エリア一覧を開く
TOWERS の相場ページには、首都圏79エリアの一覧が表示されます。各エリアには物件棟数・タワー棟数・坪単価の中央値が並んでおり、棟数の多い順にソートされています。データが最も厚いのは東京都で、701棟中649棟がタワーマンションです。神奈川県104棟、埼玉県57棟、千葉県36棟と続きます。
手順2:坪単価の「出どころ」バッジを確認する
エリアごとの坪単価には、2種類のデータ源のどちらを使っているかが表示されます。ここが最も重要なポイントです。
- 成約データ:TOWERS が実際の成約価格を収集できているエリア。現時点では4エリア(港区・中央区・品川区・江東区、タワー合計358棟)が対象です。タワーマンション限定の数字なので、そのまま「タワーの相場」として読めます。
- 実取引データ(国交省):成約データが無いエリアの補完として、国土交通省の実取引価格を表示しています。残り74エリアがこちらに該当します。中古マンション全体が対象のため、タワーマンション限定の数字より低めに出る傾向がある点に注意してください。
79エリア中1エリア(東京23区の集計行)は物件数が少なく、坪単価が非表示になっています。
手順3:町丁目単位まで絞り込む
区・市単位の坪単価だけでは大まかすぎる、という場合は、町丁目(エリア内の地区)単位のデータも確認できます。座標が登録されている地区に限られますが、湾岸エリアのように物件が集積している場所ほど、区全体の中央値より詳しい情報が得られます。区の平均だけで判断せず、気になる地区名まで絞り込むことをおすすめします。
手順4:サンプル数を見て信頼度を判断する
同じ坪単価でも、後ろにあるサンプル数によって信頼度は変わります。例えば成約データの江東区は41件のサンプルがあり比較的安定していますが、品川区は9件です。実取引データ側でも、大田区の1,011件のように厚いエリアもあれば、数十件程度のエリアもあります。数字を見るときは、坪単価そのものだけでなくサンプル数もあわせて確認することをおすすめします。
都県別に見た全体像
| 都県 | マンション棟数 | タワー棟数 |
|---|---|---|
| 東京都 | 701 | 649 |
| 神奈川県 | 104 | 104 |
| 埼玉県 | 57 | 57 |
| 千葉県 | 36 | 36 |
タワーマンションの約77%が東京都に集中しています。神奈川・埼玉・千葉のタワーは、いずれも国交省データによる推定です。
このデータの限界
- 成約データは4エリアのみです。それ以外は国交省データによる推定であり、タワー限定の実勢価格ではありません。
- 中央値のみを扱っています。同一エリア内の価格帯の広がりは表現されていません。
- データは定期的に更新されるため、サンプル数の少ないエリアほど数字が変動しやすい点にご注意ください。
まとめ
- TOWERS は登録不要で首都圏79エリア・タワー846棟の坪単価を公開
- 成約データは4エリア(港・中央・品川・江東、タワー358棟)、残り74エリアは国交省データで補完
- 東京都がタワー棟数の約77%を占める
- 坪単価を見る際はサンプル数もあわせて確認するのがおすすめ
まずはエリア一覧から、気になる地域の坪単価とサンプル数を確認してみてください。