タワーマンションの駐輪場、総戸数の何倍あるのか — 湾岸4区、竣工年代で150%から110%台へ
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タワーマンションの駐輪場は、駐車場と違って「総戸数と同じくらいある」と思われがちですが、実際の台数は棟によって差があります。TOWERSが駐輪場台数を把握している湾岸4区(港区・中央区・江東区・品川区)のタワーマンションを対象に、総戸数に対する駐輪場台数の割合(以下「設置率」)を集計しました。集計日は2026年10月20日です。
対象と除外の考え方
湾岸4区のタワーマンション326棟のうち、駐輪場台数の記載を確認できたのは111棟です。このうち、同一複合施設のA棟・B棟で駐輪場台数がまったく同じ値(3,031台)になっている2棟は、複合施設全体の台数が各棟に重複して記載されているとみられるため除外しました。また、総戸数に対して駐輪場が1〜2台しかない5棟も、他の棟と記載の粒度が異なる(来客用など一部区分のみの記載である可能性が高い)ため除外しました。合計7棟を除いた104棟を集計対象とします。
竣工年代別の設置率
竣工年(竣工予定年を含む)が分かる102棟を年代で区切り、設置率の中央値を出しました。
| 竣工年 | 棟数 | 設置率の中央値 |
|---|---|---|
| ~2009年 | 25棟 | 150% |
| 2010-2015年 | 24棟 | 139% |
| 2016-2020年 | 27棟 | 111% |
| 2021-2026年 | 21棟 | 115% |
| 2027年以降(予定) | 5棟 | 100% |
2009年以前竣工の棟は総戸数の1.5倍の駐輪場を持つのに対し、2016年以降に竣工した棟では中央値が110%台まで下がります。ただし110%台は「総戸数よりやや多い」水準です。首都圏356棟を対象にした駐車場の設置率は、2020年以降の竣工で総戸数の3割程度(中央値31.7%)まで下がっており、対象範囲は異なりますが駐輪場とは違う推移です。2027年以降の竣工予定は5棟だけで、傾向を読める規模ではありません。
エリア別の設置率
区ごとの棟数と設置率の中央値です。
| 区 | 棟数 | 設置率の中央値 |
|---|---|---|
| 江東区 | 30棟 | 200% |
| 品川区 | 17棟 | 111% |
| 港区 | 32棟 | 104% |
| 中央区 | 25棟 | 100% |
江東区は中央値200%と、総戸数の2倍の駐輪場を持つ棟が多く、他の3区(100〜111%)と水準がはっきり違います。江東区は湾岸の大規模複合開発(有明・豊洲エリア)が多く、駐輪需要を見込んだ計画がされている可能性がありますが、この集計だけでは理由を特定できません。
104棟全体では、設置率が総戸数を下回る(100%未満)棟が7棟、100%以上150%未満が62棟、150%以上が35棟でした。
このデータの限界
- 対象は326棟のうち駐輪場台数の記載がある104棟(31.9%)です。記載のない棟は含まれておらず、記載の有無が棟の性質と無関係とは限らないため、湾岸4区全体の代表値としては読めません。
- 駐輪場台数のデータは湾岸4区以外の区では記載がなく、今回は集計対象外です。首都圏全体の傾向として一般化はできません。
- 「駐輪場台数」は分譲時の資料に基づく記載で、現在の運用台数(増設・区画整理など)とは異なる可能性があります。
- 竣工年代別・区別の集計はいずれも5〜32棟の規模で、数棟の増減で中央値が動く水準です。
- 設置率の低下要因(駐輪需要の変化、条例基準の見直し、立地条件の違いなど)は、このデータだけでは判別できません。
まとめ
- 湾岸4区326棟のうち駐輪場台数を把握している104棟(重複・記載粒度の異なる7棟を除く)を集計
- 設置率の中央値は2009年以前竣工150%、2016-2020年111%、2021-2026年115%
- 区別では江東区200%が突出して高く、他の3区は100〜111%
- 100%未満の棟は7棟、150%以上の棟は35棟
この記事は生成AIの補助を受けて作成し、掲載した数値をTOWERSの収集データ(2026年10月20日時点)で再集計・確認しました。